理事長より
PL学園は、PLの教えの根幹である「PL処世訓」に基づいた教育をさせていただいております。しかしながら、保護者の方が「子供のことは学園にお任せします」となりますと、教育の成果が半減されかねません。学園だけの努力では、どうしても限界がございます。学園の教師も精いっぱいの努力をしておりますが、保護者の方ほどの影響力を発揮するのはなかなか難しいのです。そして実は、親子の関わり合いにはPLの教えの効果が最も期待できるところですので、子供さんと共に教えの実行に取り組んでいただけますならば、学園での教育の上でもまことにありがたいことになります。
世の多くの人々が、「学力の向上」を教育の最大の目的と思っておられる節があります。そして、その学力向上も記憶することに力が入るあまり、「覚える力」=「学力の向上」であると考えられているようです。確かに、学力向上は教育の大切な部分には違いありませんが、PL学園教育の真の目的は、「人生を芸術する」喜びを味わうことであり、そして「世界平和のために自他共に幸いされる人間力を身に付ける」という信念に立って、その努力を払っております。
羽曳野の丘に存在するPL学園こそは、学問を修めるにふさわしく、そして人間を作る上でも最高にすばらしい環境であると自負しております。世界の平和実現に向けて、力を合わせて努力していく人材の育成のために、保護者の皆様と共に精進させていただきたいと思います。